今日は【肝】働きについてです。
西洋医学的な「肝臓」とは少し違うのでここに書きます。
肝は五臓の中で木の性質を持ち
「上へ向かって伸びていく」のが特徴です。
のびのびと 成長する為には「栄養」が必要です。
その栄養 つまり「血」です。
東洋医学の【肝】の主な役割は【血を貯蔵する】です。
この肝に血がしっかりと充実している事が健康の要です。
この血が不足してしまう事が【血虚】という血液が足りない状態。
血の不足が招く不調は多岐に渡り
当然のことながら「貧血症状」立ちくらみや眩暈 眠気
気力が出ない そして「冷え性」月経の不調
精神の安定 メンタル的な余裕
皮膚の乾燥 眼の不調(目が疲れたり乾く)筋肉のこわばり などなど
血液といえば「栄養」と「酸素」を運び
「老廃物」を回収するのがイメージされますが・・・
東洋医学では「潤い」「精神」などとも関連するのが
「血」の働きであり、その血を蔵する場所である
「肝」も当然 関連します。
肝にはもうひとつ大事な働きがあります
それは【疎泄を主る】
これは、他の臓器をスムーズに働かせる
感情のコントロールや
肝の性質である「上へと伸びていく働き」
などに関わります。
この働きが乱れてしまうと
臓腑は働きのバランスを崩してしまい
【自律神経のバランス失調】のような症状や
怒りのコントロールが上手くできなくなる
気の巡りが停滞する などの状態が起こってきます。
木は上に伸びたい
でも 押さえつけられる 抑圧される
こんなパターンが大の苦手です。
そうすると 鬱々してきてしまう。
あまりにもそれが長く続くと「熱に変わり火になります」
この2つの働きはそれぞれ注意もいりますが
忘れてはいけないのは
この2つが揃って【肝】という事です。
つまり どちらかが不足したり上手く行かないと
両者のバランスが崩れてしまうという事です。
良くあるパターンでいえば・・
【血が足りなくなる】すると
木は伸びる力を発揮できなくなる。
すると 肝は柔軟性を失ってしまい
イライラしやすくなり
自律神経の働きなども乱れてしまったり
体調が乱れて来てしまいます。
もちろん体の不調は【肝】だけの問題というより
他の五臓(四蔵)との連携で起こります。
肝とはこんな感じだと思って頂ければ幸いです(#^^#)
