「気(き)・血(けつ)・水(すい)」
「気」とは
生命のエネルギーのこと。元気、やる気…などと言うように、血液や水分を運び、からだを動かしたり行動を起こす力のもとになっています。
「血」とは
血液と同じような働きをしていますが、ここでは大きく捉えて、体の中にある赤い液体を指します。
全身に酸素や栄養を運び、ホルモンバランスを調整します。
「水」とは
からだの中の細胞や組織に潤いを与える水分全般を指します。鼻水や尿、リンパ液などもそうです。
この「気・血・水」がバランスよく流れていると、からだは健康状態が保たれますが、流れが悪くなり滞ってしまうと、未病や病気になってしまうのです。
バランスが崩れた時に起こる症状は
「気虚(ききょ)」
「気滞(きたい)」
「血虚(けっきょ)」
「瘀血(おけつ)」
「陰虚(いんきょ)」
「痰湿(たんしつ)」
の6つに分けられます。
①気虚
気=エネルギーが不足している状態。
疲れやすく、元気が出ない状態が続き、ダルくなり、冷えが起こります。
消化器や免疫機能も弱りやすくなり、風邪をひきやすく、治りにくいのが特徴。
症状としては、
・疲れやすい
・やる気が出ない
・食欲不振
・下痢になりやすい
・昼に眠気におそわれる
・風邪をひきやすい
・頻尿、夜間尿になりやすい
②気滞
気が停滞し、エネルギーの循環が悪い状態。
自律神経のコントロールがうまくいかなくなり、精神的に不安定になります。憂鬱な気分になり、イライラしたり、落ち込みやすくなります。
症状としては、
・ため息が多い
・ボーッとする
・意欲が湧かない
・のどがつまった感じがする
・ゲップやオナラがよく出る
・朝の目覚めが悪い、朝からどんよりとした気分
③血虚
全身に栄養や酸素を運ぶ血が不足している状態。
血が十分に作られていないか、血の消費が多すぎるために起こります。
貧血とイコールではないため、血液検査で正常でも血虚は起こります。
症状としては、
・抜け毛や白髪
・目の疲れ、めまい、立ちくらみ
・爪の変形、割れやすい
・手足のしびれ
・こむら返りがよく起こる
・冷え性
④瘀血
血の巡りが悪くなっている状態。
皮膚や関節、からだの隅々まで栄養や酸素をなどが運ばれず、新陳代謝が低下して老廃物がたまります。
症状としては、
・心筋梗塞、脳梗塞などの血管の病気
・動機や不正脈
・頭痛やひどい肩こり
・腰、手足の痛みやしびれ
・月経痛、月経異常
・アザができやすい
⑤陰虚
水が不足し、潤いがない状態。
痩せ気味で、顔がほてり頬に赤みのあるのが特徴です。
「水」は「からだを潤し、余分な熱を冷ます」働きがあるためです。
症状としては
・寝汗や耳鳴り
・肌が乾燥して、かゆみを伴う
・ドライアイ、口が渇く
・便秘
⑥痰湿
新陳代謝が悪くなり、余分な水分や脂肪分がたまりやすい状態。
老廃物がたまり、肥満気味だったり、むくみや水太りになる。
症状としては、
・からだが重だるい
・痰が多い
・下痢になりやすい
・むくみやすい
・尿の回数が多すぎる、または少なすぎる
このように、生活習慣病や未病を様々な角度から判断すると、病気の根っこが見えて来ます☝️
参考までにご覧ください😊
オープンまであと33日🎈
テラ👓