生理痛や生理不順について書きました。
【生理痛】のお悩みは昔からとっても良くお聞きします。
早い方は中学生の内からすでに生理の不調が始まりますが
10代から痛みで悩むのはとても辛いですよね。。。
生理は痛みだけでもなく
その前後にも様々な不調が発生してきます。
PMS(月経前症候群)でお悩みの方も大変多く
気分の沈みやイライラ感など
実生活に対してとても困ってしまうような不調が多いです。
中医学では
【生理痛はないのが普通の状態】と考えていますが
今の現状は【あって当たり前】
毎月、月経の時には鎮痛剤の服用や低用量ピルの服用で
凌ぎながら生活をする のが普通になっているのが心配でなりません。
もちろん
そういったツラい痛みによるケア自体は
とても大切な事であると思います。
鎮痛剤も必要な時には是非手を借りるべきです。
ただ・・・毎回ツライ時にはこれさえあれば!とか
そもそもツラくなる前に!
というような状態に慣れてしまうと・・・
【何故月経痛がおこるのか??】が
見過ごされてしまう為、10代、20代、30代・・と
年齢を重ねていくうちに
更なる 様々な不調の原因を作ってしまったり
更年期以降の不調の原因になってしまいます。
「お腹を温めるのが良い」という事は
ほとんどの皆様が知っていて、月経時にはお腹を
温めて過ごしている方などが多いのですが
「冷え」は日頃からのケアが
絶対重要であるばかりか
飲食物や生活習慣 体質の影響なども大きく影響します。
例えば 小さい頃にプールで唇を紫色にしていた子や
寒くてブルブルしていた子は、体質的に冷えやすかったり
血液が不足傾向だったり 低血圧の脾弱(ひよわ)なタイプだったり
しているのですが、そうした体質を無視したまま
寒い恰好をしていたり 冷たい物を食べる習慣があったり
そうすると自ずと子宮内も冷えてしまう事から
月経痛も増えていく傾向にあります。
または 甘い物が大好きでお菓子ばかり食べていたような方
食事の代わりに菓子パンが食卓に上るような方
こちらも同じくです。
若い時には、虚弱と言ってもまだまだ力がありますが
大人になってからは、月経の出血量との戦いも始まり
毎月の出血が【血を作る力】と釣り合わないような状態になると
月経前後での不調も多いようです。
これによって体調が整わない期間が長い為
それがストレスになり疲労の元を作る
体内を巡る血は不足すると不安感を生み出しますので
自分の体調が不安になる。
そうすると負の循環に入ってしまう事も少なくありません。
生理の不順は、内外のストレスに起因する場合が多いです。
ですが・・・「肝」という貯蔵庫に血液が少ないと
このストレスに振り回されて様々なリズムが狂いやすくなります。
やっぱり【女性は血を以て本と為す】
血液ってとっても大事になりますね!!
思っているよりもしっかりと補血するように心がけましょう。
血液検査で貧血と言われたことが無いという方も・・
元気のない血液というパターンがあります。(血虚)
ですので・・
若干話はそれましたが「生理のお悩み」には
もっと漢方薬が身近にあるとお役に立てると思います。
お話しを聞いていると、このような選択肢自体を
あまり考えた事がないというお声も聞くことがあります。
東洋医学の利点 それは 「原因」を対処していく事や
「体質の弱い部分をカバー」していく事にあります。
これにより痛みが起き無くなれば 又は 軽くなれば
それだけ鎮痛剤の出番も減るわけで 治癒力がさらに湧きやすくなります。
月経の悩みがある方 や 体質改善を考えている方は
是非 お気軽にご相談くださいね!(^^)!