腎精は人生を決める
東洋医学において「腎」は
単に腎臓を示すだけではなく
生命の活動に必要な「精」を蔵する場所です。
この精とは「先天の精」(両親から授かってくる精)
そして 「後天の精」(飲食物より取り込む精)
この2つが合わさった物です。
精は、若々しく健康な生活をする上では欠かせない物であり
精が不足していき腎の働きが弱くなることを「腎虚」(じんきょ)と呼び
足腰が弱くなり 歯が抜け 髪が白くなり 耳が遠くなる
骨がもろくなり おしっこの悩みが現れる 精力が無くなる
気力が出ない 冷えやすい などの症状が起こります。
西洋医学では上記のような状態を「老化」といって
「年だから」と何も出来る事はありませんが
東洋医学は「腎虚」腎の精が弱くなったから。と捉えており
「補腎」という概念があり 腎精の減少を減らしつつ
上記のような症状を「ゆるやかに」していくという考えや方法があります。
ちなみにここまで大きな 身体的な変化はなくとも・・
腎虚の方は 免疫力の低下 虚弱体質 病気の慢性化
ホルモンバランスの乱れ などが根底に起こりやすい為
様々な疾患の治癒力も低下しがちです。
腎精の半分は両親からの授かりもの。
人生を歩むうちに減る一方です。増える事はありません。
補充できるのは「後天の精」のみ。
つまり年齢が進むにつれて腎精は必ず減少していきます。
必ず現象すると言っても
浪費によって消耗が激しいか
温存してゆっくり消耗するか
このスピードは自分の生き方が決めます。
だからこそ
40歳を過ぎたら誰もが腎のケアを考えるべきです。
いつでも お気軽にご相談くださいね。