東洋医学の知恵でエイジングケア
2千年前の医学書物である「黄帝内経」には老化について
書かれています。
有名な「男性は八の倍数」「女性は七の倍数」で変化する という物です。
産まれて成長と共に腎気が充実し 腎気が盛んになるにつれて
思春期を迎え、腎気が衰え始めると体もその影響を受けながら
緩やかに様々な力が低下していく。
この変化のタイミングが八や七 という事です。
ここで重要な事は
人はただ年を取り老化していく。
全て「年のせい」になり いろんな事が出来なくなっていく【のではなく】
そのような身体的な変化には
「腎気」というのが身体の変化に関与している。
その腎気をどれだけ浪費せずに過ごしていけるかというのが
老化を緩やかにする秘訣であるとも言えます!(^^)!
女性で言えば7の倍数である49歳
「任脈と太衝脈が弱くなり、天癸が枯渇、月経が来なくなり、体が衰弱し生殖能力を失う」
と書かれていますが、閉経が起こるタイミングと同じようになっているのがわかります。
では、どのようにして「腎気の弱りを防止していくのか」と言いますと
やはり腎気は盛んな時期を過ぎてから弱り始める。
この腎気が衰える前から「補腎」をして腎気をゆるやかに減少させていく事。
男性では40歳には
「腎気が弱りはじめ、髪の毛が抜けやすくなる」
女性では35歳
「陽脈経が弱くなり、顔の艶が減り、シワが出始め、髪の毛が抜けやすくなる」
という記述がある為 その前から始める事が重要です。
男女で見てみると
男性はストレートに腎気の低下がありそうですが
女性の場合には「気血の低下」もポイントになりそうです。
やはり女性に「血」は欠かせません。
話しを戻すと
ここで、腎気が低下してくる年齢に差し掛かっても
夜更かしや飲食不摂生 労働過剰やストレス過多 性生活の過剰 などの
腎気を激しく消耗するような行為を続けていると当然 衰えは早くやってきます。
漢方的には「補腎」(腎の力を補う)が大切。
※ 東洋医学の腎は 腎臓という事ではなく
成長や発育・ホルモンなどを主ります。
先に書いたような腎気の浪費を慎む事に加えて
補腎の為に出来る事は「脾胃を元気にしておく事」
食事から気血精の原料を取り込みますので
「胃腸の力」は材料を摂り入れる為の要です!!
自分の今の年齢と照らし合わせながら
いつまでも若々しく人生を過ごせるように生活していきましょう♪♪