粘膜に潤いを保ちインフルエンザを予防しよう
今年は連日ニュースで
インフルエンザ流行の話題が騒がれております。
お薬も様々な要因に加えて 需要過多により不足気味。
加湿器が売れているというニュースがありました。
ウイルス予防には湿度が重要なのは有名ですが
何故 湿度があると良いのでしょうか??
それは「粘膜が潤う」からです。
乾燥は、粘膜の潤いを不足させてしまい
潤い不足になった粘膜は防御力が低下しています。
ですから「加湿器」のようなものを活用したり
洗濯物を干したり お鍋にお水をためたりしています。
でもその前に 【自分自身の加湿ケア】忘れていないでしょうか?
私達は呼吸をしています。この時に口や鼻から
呼吸していますが「肺」が呼吸の要所になります。
この時に 口呼吸にするか 鼻から呼吸をするか によって
肺に届く空気の温度や湿度に違いが出ます。
鼻はフィルターのような役割をしていて肺を守ります。
ほこりなどの刺激や乾燥した空気 冷たい空気
空気が鼻を通過するうちに
適度な湿度と温度の綺麗な空気が肺へ届きます。
今、呼吸器疾患がたくさん増えていますが
呼吸器が炎症を起こすと 潤いが損傷されてしまいます。
そのうちに 乾いたり もそもそしたり
痰の出が悪くなったり固まったり 咳症状も長引きやすく
肺の潤いが失われる状態を「肺陰虚」と呼びます。
肺に潤いをつけるような漢方処方で有名なのは
「麦門冬湯」などですが
程度によっては動物の生薬なども大変良く効きます。
長引いた症状には、活用すべきです。
加湿器などに頼り過ぎず
日頃から肺や呼吸器 鼻などの粘膜が乾かないように
ケアをしておく事が重要であり
その一つが「鼻呼吸を意識する事」
そして「脾胃のケア」&「味の濃い食事をしない」です。
脾胃は肺や呼吸器の元気の源。
胃腸に優しい生活をする事で咳や気管支の不安定を安定させます。
味の濃い食事は大変喉が渇くのは体験があるかと思いますが
粘膜を余計に乾かしてしまいます。
和食をよく噛む などがベストです!(^^)!
もちろん、漢方薬なども日頃からの予防に役立ちます。
「潤い」が不足しやすい潤い不足(陰虚)タイプの方は
日常で潤いケアをしていきましょう♪♪